9.SKD11のトラブル

SKD11は焼入れして、使用します。
焼入れすると、割れる場合が有ります。
割れの原因
1.黒皮素材を6Fする時に、切削量をケチった。
黒皮表面から1mm以上切削しましょう。
2.鋭角な部分からひび割れ。
角は丸みをつけましょう。
3.鋼材屋さんが材質を間違えた。
信頼できる鋼材屋さんから購入しましょう。
4.熱処理屋さんがミスった。
信頼できる熱処理屋さんにお願いしましょう。
5.メーカーが悪い
違うメーカーのSKD11にしましょう。
6.そもそも形状が悪い
危ない形状は断りましょう。
割れた時は、どこも責任を擦り付けます。
熱処理屋さんは、「材料が悪い」と言います。
材料屋さんは、「熱処理屋さんが悪い」と言います。
製造メーカーは、「熱処理は一歩間違えれば、割れる」と言います。
割れた時に後悔するより、日頃から信頼できる業者と取引しましょう。