ミガキの丸、角、平板、六角棒の危険性

ミガキの丸、角、平板、六角棒を、切削すると、割れていく時が有るようです。
ミガキは、黒皮素材を酸洗いで表面の酸化鉄を取り除いて、ダイス(丸や角、長方形、六角などの形状した穴)に、数回無理やり通す。
無理やり通すので、加工硬化で表面が硬くなります。
途中で、焼鈍し処理します。
それでも、最後にダイスを通すので、硬くなります。
この様にミガキは、無理やりダイスを通しているので、表面は加工硬化して、内部に歪が貯まります。
内部に貯まった歪が開放されると、割れる場合があるようです。
切削加工して割れたら、部品になりません。
部品にならないと、お金はもらえません。
機械加工代+材料代が、赤字になります。
材料代は、クレーム処理で対応する材料屋さんもあります。
「関係ないね」と言う材料屋さんもあります。
ミガキを使用するときは、この様な危険性を了承して使用してください。