2005年9月20日 金属材料事情

金属材料事情 9/20
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もくじ
1.鉄鋼市況
2.構造用鋼 値上げ
3.溶接ワイアー
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1.鉄鋼市況
アングルやチャンネル、厚板などの市中相場を調べました。
値上げは止まって、多少値下がり状況です。
製鉄メーカーの値下げニュースが効いているのだろうか?
鉄鋼関係の問屋さんはガッツンと在庫しています。
製鉄メーカーに、発注から納品までだいたい3ヶ月です。
鉄鋼問屋さんは、3ヵ月後の値段を予想しながら発注します。
発注時の仕入れ値段が、納品時の売値になってたりすると、
ただ働きになります。怖い。
もっとも、値下がりの前には値上げの時期があるので、
この時の利益を蓄えていれば問題になりませんが、
ボーナスでドーンと出しちゃうと、困りますよね。
ところが、東京製鉄のH鋼値上げ発表で、事態は急変しました。
市中在庫を見ながら、値上げや値下げ、激しく変動しています。
鉄鋼関係の問屋さんの眠れない夜は続く。
2.構造用鋼 値上げ
10月1日から値上げになります。
値上げは続くよ、どこまでも。
「鉄鋼メーカーは最高益更新」と、新聞。
素材、製品製造、販売で世の中に出回ります。
素材は値上げで、販売価格の現状維持になると、
製品製造と販売の利益が、鉄鋼メーカーに移動した事に
なります。
単純に考えると、利益の移動で最高益更新になります。
考えすぎでしょうか?
3.溶接ワイアー
溶接用のワイアーを錆びている場合が有るようです。
錆びたらスムーズにワイヤを遅れなくなります。
返品、交換になります。
「返品、交換の工賃は、泣き寝入り?」と、
溶接関係の機械工具屋さんがなげいていました。
錆び原因は輸送時に発生するのだろうか?
製造元から錆びているのだろうか?
在庫保管が悪いのだろうか?
どちらにしろ、品質管理が問題です。
錆び発生原因要素は、湿気と時間経過です。
輸入品ですと、時間経過が大きいでしょうか。
国内品ですと、時間経過が軽減しそうです。
どの国の製品でも、品質管理が重要です。
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編集後記
株式市場の値動きのように、鉄鋼の値動きも忙しいです。
鉄鋼も先物市場に登場するのでしょうか?
鉄鋼問屋さんは、リスクヘッジしたいところでしょう。
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