分割納入の送料の巻

事例
・下請事業者が、親事業者の各ラインに直接納めるケースが多くなっている。
運送時間が倉庫納品より多くなり、輸送車や人員の手配などによってコスト
アップになっている。【金属プレス】
・ユーザーの小口配送要求が加速しているが、その上乗せコストは認められな
い。【鋳造】
・ジャストインタイム方式で納品が小口化しているが、そのための増加コスト
は認めてもらえない。特に四国なので、本州への配送の場合はコスト負荷が
高い。【鍛造】
素形材産業取引ガイドライン 6ページより
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/torihiki/download/070620sokeizai_guide.pdf
長い取引の時にこの様な問題が発生します。
分割納入の送料は、誰が負担するのか?
見積時に一括納入で受注したら、一括で発送する。
これ普通。
発注元から分納要求が来たら、発注元が負担する。
これ当然。
見積時に一括納入で受注して、どうしても分納しないと発送できない場合は、発注先に事情を話して、受注者が負担する。
これ当然ですよね。
世の中がドライに進んでいるので、見積時に細かいことを書く必要が有りそうです。
見積本体より、契約内容の方が長くなりそうです。
トラブルが発生して、痛い目にあって、勉強して、対策していく事になります。
と言う事で、当店の見積メールと請求メールは、文章内容が増加傾向です。