検収の遅れの巻き

事例
・金型において、途中で改造が入ると大半が検収上がりにならない。メーカー
によってはいつまでも検収を延ばすところがあり、納入期日から2ヶ月位は
平気で伸びる。【金型】
・設計変更が確定しなければ検収が上がらず支払が発生しない。金型引渡し後
2 年間支払がないケースもある。【金型】
・鋳造製品の代金と木型の代金を別にして見積りを出し、ユーザーが木型の所
有権を持つ場合がある。初回の製品納入では、鋳造製品分の代金は支払われ
るが、木型分の代金については、ユーザーは「製品に組み込んでみないと不
具合が分からない」という理由で検収を引き延ばし、支払がなされない。【鋳
造】
・受注した金型が完成して発注元の検収後、発注元が持ち帰って打つと不具合
が生じて、修正依頼が来るなど、発注元の検収基準が明確ではなく、やり直
しが生じたりする。【金型】
・発注図面から不具合発生が予想されるケースもあるが、図面通りでなければ
検収でOK が出ないので図面通り作る。そして、ユーザーが使い始めると不
具合が生じ、作り直しを要求される、という例が見られる。【鍛造】
・設計変更に対して代金の支払がないケースが多い。当初単価よりも多いとき
には2 割~3 割上乗せで鋳造メーカー負担となる。【鋳造】
・設計変更、発注数量の変更があっても、追加金型代は全ては支払われない。
【鍛造】
素形材産業取引ガイドライン 9-10ページより
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/torihiki/download/070620sokeizai_guide.pdf
検収にならないと、お金にならない。
仕事なので、納期がある。
発注時の納期は、変更が有っても、同じだったりする。
途中まで来て変更になると、+の費用が出てくる。
変更によって、納期遅れや+費用は、発注元が原因だ。
と言う事で、発注元の責任だよねー。
こんな事いえないので、愚痴を聞いたりする。
お金をもらう立場は、いつも弱い。