田舎の小道で自販機販売しているおじいさん

田舎の小道ですが、自動車がすれちがえる幅が有ります。
この小道に、自販機が6台程度置いてある。
止まりやすいように、道路ぞいに駐車スペースが有る。
自分は車が止めやすいので、良くこの自販機で買う。
先日、経営者のおじいさんが自販機にジュースを補充していた。
いっぺんに数台補充しているようで、ジュースの空ダンボールが散らかっていた。
なんとなく景気が良い雰囲気がしたので、「バンバン、売れてるかい?」と聞いてみた。
商売人のおじいさんらしく、「おかげさまで」と返ってきた。
「ここ止まりやすいから、バンバン売れているでしょ?」と、聞いてみた。
商売人のおじいさんは、「ぼちぼち売れています」と謙遜気味の回答だった。
もうちょっと畳み掛けるように、「ここはバンバン売れているから、景気がいいや」と言ってみた。
商売人のおじいさんは、それほど儲かっていないようで、「大変なのよ、しょげてても仕方ないんで、明るく前向きにしているんだ」と言われた。
商売人のおじいさんの言う通りなのだ。
景気がどうの、受注がどうの、利益がどうの、これらの前に、自分が問題なのだ。
商売人のおじいさんの言葉
「しょげてても仕方ないんで、明るく前向きに」
これなのだ。これが現代社会に必要なのだ。
商売人のおじいさんとの会話で、勉強になった。
人と話すと、意外な事がわかります。
皆さん、色々な人と話しましょう。