値上げ交渉が進まない材料屋と顧客

当店は、こっそり値上げしています。
「材料が高くなったんねー」と言われたら、「全て値上げだから」と答える。
回答するだけ、むなしくなりますが。
こんな感じで、値上げをしています。
販売量が少ないから、こんな感じで値上げが出来ます。
これが大口顧客に、何十トン、何百トンと販売していると、違うようだ。
何十トン、何百トントンと必要な大口顧客は、日々ガンガン製造している。
素材がなくなると製造できなくなる。
このため、「値上げです」と連絡すると、「値上げ受け入れます。」と大口顧客は回答する。
そして大口顧客は続けて、「お客と値上げ交渉が成立したら、値上げ分を支払います。」と言う。
大口顧客としては、理にかなっている回答なのだ。
大口顧客としても、お客が値上げを受け入れなければ、値上げ分をもらえないし、仕入先に支払いできない。
その通りだけれど、何十トン、何百トンと販売している材料屋は、大変になる。
もしかすると、現在の仕入れ値が値上げ前の売値を超えている場合がある。この場合、値上げ交渉が成立するまで、赤字が続く事になる。
大きく商売するのも、大変なのだ。
当店は、こじんまりと商売していこう。